やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[母の日の思い出]の想い 男性 60歳以上

【第13次応募作品】

わたしのママは不思議なひとだった。
奥さん、お母さんと誰も呼ばず、
みんなママと読んでいた。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈神居卓郎・神奈川県・65才・男性〉からの投稿

大正11年生まれ、生きていれば95歳になっている。そんな昔のひとなのに、母は家族からはもちろん、誰からもママと呼ばれていた。最初はママと呼ばないひとも直にママと呼ぶようになる。ハイカラのファッションときっぷのいい気質がそうさせたのかもしれない。わたしも生まれてから一度もお母さんなどと呼ばずママと言っていた。ママとしか呼んではいけないような不思議な女性だった。

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