やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[父へ・母へ]の想い 男性 50歳代

【第11次応募作品】

母さんが亡くなったのは孫の中学卒業の日。
その夜娘は「医者になる」と宣言したんだ。
11年後の今日、国家試験に合格したよ!

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈さなぎペンギン・東京都・59才・男性〉からの投稿

「今夜がヤマ」と言われてから10日以上、末期癌の母は、孫の到来を待ち続けました。東京で卒業式を終えた娘が札幌の病院に到着した夜、母は息を引き取りました。そして娘は「医者になる!」と宣言しました。初めて人の死に接し、それも可愛がってくれた祖母であったので、娘の中で突き動かされるものがあったのでしょう。誰もが「無理だよ」と言うなか、娘は必死で勉強し二浪の末、地方の国立大の医学部に入学しました(私立の医学部は経済的に無理でした)。そして、今年の祖母の命日に娘は国家試験に合格し、晴れて医師となりました。一番喜んでいるのは、母なのかもしれません。

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