やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[父へ・母へ]の想い 男性 60歳以上

【第12次応募作品】

百才まで生きてくれたお母ちゃんなのに
最後の言葉が携帯を通した聞こえないの一言
話の続きは線香の香りで送ります

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈くわなけん・三重県・62才・男性〉からの投稿

今年亡くなった母は、百才になっても元気そのものでした。離れて暮らしていたので、よく携帯で話をしていました。亡くなる数日前、風邪をこじらせて、耳が良く聞こえないようでした。携帯の向こうで、母はしきりに聞こえないという言葉をくり返していました。風邪から肺炎を患い、それが最後の会話となりました。末っ子の私を、自分が年老いてからも良く気使ってくれました。今となっては、線香の香りで感謝の思いを伝えるのみです。

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