【第22次応募作品】
「南支那」そして「戦病死」
ようやく知った我が家の過去を胸に留め
空を見上げる 終戦日
〈Shinobu M.・香川県・53才・女性〉からの投稿
私が、おじいちゃんと呼んでいる人が、実祖父の弟と知ったのは小学校高学年でした。何故、そうなったか必死になって調べました。史実を知って、もう私も50歳を越えましたが、何歳になっても墓前に向かうと涙が出ます。写真すらない実祖父がいたからこそ、私が存在する。もう、実祖父について教えてくれる人はいませんが、無念であったであろう人生に思いを馳せるのが毎年の終戦記念日です。必ず黙祷を捧げています。
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