やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[兄弟姉妹へ]の想い 女性 30歳代

【第23次応募作品】

最後に会った記憶すら、曖昧だ。
悔やんでも戻らない時間の代わりに
せめてこうして、香を手向けたい。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈香子・千葉県・32才・女性〉からの投稿

高校を出てすぐに上京した私。なかなか実家にも帰れないまま、10年ほどが過ぎた日、突然兄の危篤を言い渡されました。最後に話すこともできず、何度も何度も当時のことを悔やみました。しかし、今出来るのは兄の仏前に線香を手向けることだけ。実家に帰って仏壇の前に座ると、今でも涙が出ます。

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