やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[母の日の思い出]の想い 男性 60歳以上

【第13次応募作品】

小学生の頃、母の日は未だ無かった。
漢字の試験で心配という字だけが書けた。
母は心配だけで充分だよと云った。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈インマーデンケン・千葉県・78才・男性〉からの投稿

母は勉強をしなさいとは云ったことが無かった。勉強より健康という思いが強かったのだろうか。今思えばもっと厳しく躾けて、勉強も強要して呉れてたら良かったのにと思う。ある時、学校の試験で漢字の試験が有った。私は殆ど出来なかったが、心配と云う字は書けたよ、と云った。すると、母は心配と云う字が書ければそれだけで良いよ、と云った。

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