やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[祖父へ・祖母へ]の想い 女性 50歳代

【第23次応募作品】

おばあちゃん 娘が断ち切ってくれたよ
私へと受け継がれた 生き辛さの世代連鎖
やっと解放されたね 罪悪感や自己犠牲

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈よこちゃん・愛知県・53才・女性〉からの投稿

女で一つで5人の娘を育ててきた祖母。いつも世間体を気にし、人様に笑われないようにが口癖だった。そんな祖母に育てられた末っ子の母は、まるで祖母の生き写しだったんだな。私もそれが当たり前のように育てられ、疑いもなく娘を狭い枠に閉じ込めて育てていたと今ならわかる。娘は心の病いを使ってまでその考えが間違っているよと命がけで教えてくれた。自分と向き合う時間は苦しかった。でもその苦しみを受け入れた時、母と祖母の苦しみも解放してあげたような気がした。娘と私がんばったんだよとおばあちゃんに伝えたい。

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