【第17次応募作品】
あの故郷の山の村を覚えています
2人で一生懸命に私を育ててくれた家も
線香の煙の文字でその苦労を聞かせてね
〈一茶・東京都・67才・男性〉からの投稿
長野県の山奥の村で育ちました。もう60年以上も前のことです。その小さな村に医師は父一人。診療所の仕事は苦労が多かったことでしょう。父の仕事を手伝い、子育ても忙しかった母も苦労したことでしょう。そんな苦労話は何も言わないで2人は亡くなってしまいました。今でもあの故郷の村や家を思い出すたびに、若い頃の2人がどう生きていたのかを聞いてあげたい気持ちになります。
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