【第21次応募作品】
トンカラカラ 絆とは糸の半分 その半分は過去へ 半分は現在へ 眼裏の一面は糸を織り上げる景 母の火色の縞模様
〈耳成保一・鹿児島県・60才・男性〉からの投稿
出奔のかつての伴侶を憎み いつしか紬の機織りだけを糧に我が子の成長を人並みにと願う。気丈にも生きる母の手の、その糸の半分に万感の想いを込めて。
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