やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[父へ・母へ]の想い 男性 60歳以上

【第21次応募作品】

お母さん、あの日、急逝してから9年
毎朝、仏壇脇の写真に報告に頼み事
好きだった線香の香り、今なら分かるよ。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈姫路の殿様・兵庫県・68才・男性〉からの投稿

毎日、決まって仏壇に線香をあげてからのスタートだった母。慢性腎不全の末期で会話もままならず、余命も1月と宣言され、最期は在宅でと決断し、家に連れて帰る退院予定日に亡くなった。仏壇の横の写真を横目に線香をあげると、落ち着いた気分で、亡き母の毎日の様子や思いが感じられる心地よい日課になっている。

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