[祖父へ・祖母へ]の想い 女性 40歳代
【第21次応募作品】
手を合わせて遺影を覗き込む
変わる筈ないのに毎回違う顔してる
それは私の心を映し出すから
※写真はイメージです。
〈丸子・東京都・47才・女性〉からの投稿
小さい頃からお線香をあげるときに遺影を見るのが癖でした。大人になってからは毎回表情が変わるような気がして、時には遺影を見るのが怖かった。それは私の心の中を映し出す鏡になっていたからでした。私が悲しいと遺影も悲しい顔をして、後ろめたいことがあると怒ったような顔をして。写真だから変わる筈はないのに。
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