【第2次応募作品】
あんなに仲悪かったのに、入試の朝
早起きして弁当こさえてくれたっけ
この頃思い出すのは兄貴のいいとこばかり
〈anything・東京都・50才・男性〉からの投稿
高3の冬に母が脳梗塞で倒れました。 受験生の私に看病と家事の一切を任せっきりで遊び回っていた兄が、二次試験の朝、私のために早起きして弁当を作ってくれたのは驚きでした。 根はやさしい人だった、と今にして思います。 お互い素直に向き合えぬまま、51歳の若さで先に逝ってしまった兄。「こんなことなら・・・」と苦いものが残ります。 男の兄弟同士って不自由なものですね。
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