やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[兄弟姉妹へ]の想い 男性 50歳代

【第2次応募作品】

あんなに仲悪かったのに、入試の朝
早起きして弁当こさえてくれたっけ
この頃思い出すのは兄貴のいいとこばかり

写真はイメージです※写真はイメージです。
  • 前の作品へ
  • 次の作品へ

〈anything・東京都・50才・男性〉からの投稿

高3の冬に母が脳梗塞で倒れました。 受験生の私に看病と家事の一切を任せっきりで遊び回っていた兄が、二次試験の朝、私のために早起きして弁当を作ってくれたのは驚きでした。 根はやさしい人だった、と今にして思います。 お互い素直に向き合えぬまま、51歳の若さで先に逝ってしまった兄。「こんなことなら・・・」と苦いものが残ります。 男の兄弟同士って不自由なものですね。

自動ページ送り

作品一覧に戻る

このページのトップへ