【第18次応募作品】
古今変わらぬは時の流れと
現世後世への想いと憂い
願い叶いし豊かさが忘れさせたるは人間性
〈にっちー・東京都・34才・男性〉からの投稿
古文、黄宗義の明夷待訪録を今始めて知り、300年前には学校の存在意義と人間性の養い方が社会の礎であると予見されていて、若い子たちを大切にすることが、社会に必要とされる人物が生まれ、目上の人間を支えるものだと書かれておりました。学校教育と若い子を蔑ろにして、高度経済成長期と技術の発展と物事の豊かさが招いたのは、故人のおっしゃる通りの社会と人だったことに、なんだか悲しくなってしまいまして…。僭越ながらこの拙い詩を社会風刺の意味も込め、贈らせて頂きました。
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