【第11次応募作品】
思い出すたびに流れる涙は温かいよ
私の誕生日に病院からかけてくれた電話
おめでとうって一言が不器用に笑ってたから
〈れもん・青森県・17才・女性〉からの投稿
私の誕生日に、普段はめったに笑わない不器用で真面目な祖父が、私にお祝いの電話をかけてきてくれました。 「おめでとう」と一言だけだったけれど、電話越しに伝わってきた笑顔が今でも忘れられません。 その3日後に旅立ってしまい、もうすぐ祖父の誕生日です。 お線香の煙が上っていくのを見て、私からのお祝いの言葉を届ける、電話の役割をしてくれないかなと思い、また今は聞くことのできない祖父の声をよみがえらせてくれることに感謝してこの詩をかきました。
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