やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。*作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[祖父へ・祖母へ]の想い 女性 ~20歳代

【第12次応募作品】

「私も頑張るから。じいちゃんも頑張らい」
電話の後、点滴だけで、二か月も頑張った。
そんなじいちゃんは、今も私の自慢です。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈みくも・千葉県・25才・女性〉からの投稿

8年透析をした後、長いこと入院して、息を引き取った祖父。 農作業で鍛えた力こぶが凄くて、幼い私を腕にぶら下げて遊んでくれた、強くて優しいじいちゃんでした。 ある夏の日に、もう今日明日で息を引き取るかもしれないから、と、母がくれた電話。 その電話口で私の声を聴いた祖父は、その日から、何と二か月も飲まず食わずで頑張りました。 初孫で、この世で一番かわいい、と言わんばかりに愛情込めて私を育ててくれた祖父。 私に言われてしまったら、そりゃあ頑張ってやんねばねぇな、と、お国訛りで気合いを入れる祖父が、目に浮かぶようでした。 私のお願いだから、聞いてくれたんだね。じいちゃん、ありがとう。 「誰に聞かれても、○○(祖父の名前)の孫です、というんだぞ」と、私を心から誇っていてくれた祖父。 そんな祖父は、今までもこれからも、私の自慢に違いありません。

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