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【第12次応募作品】
お腹の中で亡くなってしまったあなただけど
亡きお義父さんと一緒にいて
見守ってくれているのを感じています
(みさみさ・熊本県・45・女性・子どもへ)
【第12次応募作品】
昌子よ。お前が逝ってもう八年が過ぎた。
今日は七日正月だ。また七草粥を作ったぞ。
どうだ、美味いだろう。お代わりもあるぞ。
(岡山凡夫・岡山県・83・男性・夫へ・妻へ)
【第12次応募作品】
お父さん。この春私は、結婚しました。
苗字が変わっても、どんなに月日が経っても
これからもずっとあなたの娘でいさせてね。
(ゆきな・愛知県・27・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
母さん、向こうで孫娘に会えましたか?
娘は一足先に天国へ旅立ちましたが、
貴方より先輩です、色々教わって下さいね。
(そら・埼玉県・66・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
爺ちゃんが大好きだった、7歳の孫は
遊びに来ると、うがい、手洗い、お仏壇へ
小さな手を合わせ、何をお話ししているの。
(のんの・京都府・74・女性・夫へ)
【第12次応募作品】
おばあちゃんの抱っこはあったかいにおい
私に会いに来て。 膝をこさえて火を灯す
あなたを想いあの日と同じ香りのお線香に
(eko・千葉県・53・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
「行ってくるよ」「行ってらっしゃい」。
両親は毎朝の素敵な会話を残し去った。
線雲を見上げるとその声が聞こえてくる。
(のらちゃん・東京都・73・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
ご両親様、俺もそっちに、お邪魔するけど
会っても、小言は、無しにしてくれないか
礼を欠くだろう、余所のことで、とやかくは
(ちゃりんど・福岡県・66・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
お父さん今どこにいますか 幸せですか
私またお父さんに逢える? 私だとわかる?
ねえお父さん まだここにいるのでしょう?
(キノウの娘・東京都・48・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
「上げるも信心下げるも信心」と仏壇に唱え
にっこり舌を出しすぐおはぎを喰った母さん
南無阿弥陀仏今年からは僕が受け継ぐね
(デーブ三夢・静岡県・63・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
もう一度散歩に行きたいね母さん 寂しいね
紅葉を背にした写真は 笑顔の遺影になった
父さん亡くした頃の気持 なんだか わかる
(ナルさん・神奈川県・67・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
いつも夢の中で一杯遊んでもらっているよ
仏壇のお水を交換するのは私の仕事
生きているおばあちゃんに会いたかったな
(きんちゃん・富山県・10・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
お父さん 話しかけても一方通行ですね。
お父さん 孫二人とも結婚しましたよ。
そちらからは見えますか 一方通行で。
(スワロフ好き代・新潟県・61・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
早く逝った両親の仏前を姉が拝んでいる
難病患者の私の無事を両親に頼んでいるのだ
三姉妹の長女の姉は、我が家のトト姉ちゃん
(たちつぼすみれ・山梨県・69・女性・兄弟姉妹へ)
【第12次応募作品】
じいちゃんのとこ行くよとせっせと坂を上り
来ましたよと線香をあげている姿を思い出す
今日は私がおばあちゃんに会いに来たよ。
(Puku・神奈川県・30・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
線香がゆらめく仏壇に、そっと呼びかける。
父の面影が、笑った眼差しで答えてくれる。
有難う、それだけが伝えきれない言葉です。
(祐仙淳子・大阪府・59・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
10人の孫の中で私を一番愛してくれた祖母
その頃よく、身近の出来事を話しかけてきた
今は私が仏壇の祖母に一番話しかけている
(きこ・東京都・53・男性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
ありがとねと、か細い手で握りしめた義母。
明朝、百三才で永眠した。その手の温もりと
思い出を胸に、毎日仏壇に手を合わせてます
(叶多・千葉県・64・女性・義理の母へ)
【第12次応募作品】
辛くなったら 座ってる
母さん父さん 爺ちゃん婆ちゃん みーんな
私を 見守っていると 感じる場所が ここ
(うん うん・熊本県・62・女性・ただただ ありがとう )
【第12次応募作品】
毎朝、仏壇の夫におはようを言う祖母。
けれど夜、おやすみは言わない。その理由は
「だってこの後、夢で会えるからね!」
(葡萄桃子・岡山県・25・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
私があなたの身長を超えてしまってからも
帰省の度に背を比べ、悔しがっていましたね
今でも、成長し続けています。身長以外も。
(にんぐ・東京都・24・男性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
陽気で、楽しくて、会うたびハグしてくれて
写真家で、冒険家で、イラストレーター
真の姿は洗濯屋さん。私の心の師匠です。
(くももくもく・東京都・54・女性・親族へ)
【第12次応募作品】
親類が集まった時、朝が早い爺ちゃんと
私のために朝、ご飯をよそってくれてたから
今度はは私が婆ちゃんの前にご飯をよそうね
(団長・福島県・17・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
親孝行なかなか出来ずにパパごめん。
今は楽しくママとの暮らし喜んでくれるかな
パパの分も親孝行、もう少し時間下さいね
(やこぴょん・東京都・49・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
住み慣れた実家を出て仕事人間になった私。
帰省を待っていた様に、天に召された祖母。
貴女を思い出す事もなかった私を許してね。
(マル・佐賀県・40・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
朝、ストーブの火であたためてくれていた、
学校へついても温かかった私のうわぐつ。
おばあちゃんを思い出す冬がくるよ。
(こまま・栃木県・42・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
素粒子物理学が、あなたの存在を証明する。
あの日、天に登った煙。今、立ち登る煙。
あなたは素粒子となり、ここにいる。
(ちんぴら・静岡県・47・男性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
君と約束ゲンマンした函館の夜景を見る旅。
飛行機で先に行って待ってるからな。
天国宅を留守にして、すぐに飛んで来いよ。
(おくちゃん・東京都・72・男性・夫へ・妻へ)
【第12次応募作品】
去年まで、病院で過ごすばぁちゃんに
笑顔になってほしくて笑って側に居た。
今になって、泣き顔も見せれる様になった。
(ゆきんこさん。・宮崎県・23・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
小さな頃から父は私にその人の話をした
毎年その人のいるお墓へ父と手を合わせる
私も私の中のその人と話す 暑いですねと
(さっちゃん・埼玉県・25・女性・父の従兄弟へ)
【第12次応募作品】
ねえ父さん。今日も子供達は元気だったよ。
寂しくても頑張ってるよ。皆で笑ってるよ。
明るく楽しく、未来に向かって行くからね。
(ユンシーサー・沖縄県・40・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
仏壇の前で「おじいちゃんはね」と母が語り
知らない記憶はどんどん鮮やかになり
見守っているおじいちゃんは今日も笑顔です
(麦わら・岩手県・25・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
初めてのネクタイ、結び方を教えてくれた。
母と二人暮しをいつも気にかけてくれた。
爺ちゃんの知らない、ひ孫を連れていくよ。
(しゅう・東京都・33・男性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
いなくなってからもう2年半ですね。
その間に出産をして男の子の孫が増えました
見せられなく残念です。空から見守ってね。
(かっかの孫・埼玉県・30・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
お墓のお骨を見て「死」を知りました。
二度と会えないと泣き叫んで拝んだ夏の日。
永遠ではないから一日を必死に生きるよ。
(つきなみ・福井県・26・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
先祖様に花と水をあげ、日々の生活を感謝し
帰る時足をふととめた。戦死、小さな墓等
青春時代は。今日もあの日と同じ青い暑い日
(琵琶ちゃん・滋賀県・69・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
今年も子どもたちを連れて帰って来たよ。
父さんの偉大さに気付かなかったあの頃
ありがとう。今ようやく分かってきたよ。
(みちのく思い旅・東京都・50・男性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
観覧車いつか乗りたいって言ってたよね
身体治して二人で乗って欲しかったよ
愛はお金なんかじゃ買えないでしょう?
(そらごとつむぎ・宮城県・28・女性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
じいちゃんの口癖 「いいんだ いいんだ」
お墓の前で口ずさむ もうこの目には
見えないけれど 言葉の中で生きている
(居間正三・群馬県・23・男性・祖父へ・祖母へ)
【第12次応募作品】
仕事人間だった父、父との記憶は少ない
でも、私が困った時は、いつも助けてくれた
いじめも乗り越えられた。お父さん有難う
(さわやん・大阪府・44・女性・父へ・母へ)
【第12次応募作品】
「私も頑張るから。じいちゃんも頑張らい」
電話の後、点滴だけで、二か月も頑張った。
そんなじいちゃんは、今も私の自慢です。
(みくも・千葉県・25・女性・祖父へ・祖母へ)