【第12次応募作品】
ばあちゃんは私のことを仏壇に話す
でも、じいちゃんは優しく聞くばかり
女二人に見つめられ恥ずかしそうに照れ笑い
〈弓波・大阪府・14才・女性〉からの投稿
この夏休みに、おばあちゃんの家に遊びに行きました。家に着くとすぐ、おじいちゃんの仏壇に手を合わせ「おじいちゃん、遊びに来たよ!」と言いました。そうすると、おばあちゃんが隣に来て大きな声で私の自慢をおじいちゃんにするのです。まるで、あなたは知らないから教えてあげると言うように。でも遺影の中のおじいちゃんは、まるで「知っているよ。」と言うようにずっとにっこり笑っています。
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