【第12次応募作品】
線香がゆらめく仏壇に、そっと呼びかける。
父の面影が、笑った眼差しで答えてくれる。
有難う、それだけが伝えきれない言葉です。
〈祐仙淳子・大阪府・59才・女性〉からの投稿
亡くなってもう二年が経ちました。一緒に仕事をしていたので、どこを向いてもまだ父の声やしぐさが、目に映る様々なものに反映して蘇ってきます。亡き人に、ふと相談したり愚痴を言ったりしてしまいそうになります。でも最後には、今ある事への感謝が心に溢れます。「ありがとう」を言っても言い足りない気持ちです。
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