【第14次応募作品】
おかあちゃんが逝ってもう五十年
臨終の時のことしっかり覚えているよ
頬に流れた一筋の涙のこと
〈若狭展望・福井県・70才・男性〉からの投稿
母が亡くなって五十年。私が二十歳の時、難病の「再生不良性貧血症」で五十四歳で逝きました。その折、母の左目から一筋の涙がこぼれました。決して忘れることの出来ない涙です。悔しかったのだろうと思います。三人のまだ結婚もしていない息子を残して逝くのは。きっと孫の顔を見たかったのだと思います。後二十年生きて欲しかったです。悔しいです。
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