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【第14次応募作品】
帰省するたび仏壇に手紙を供えてくれる。
共に過ごした記憶は四歳までしかなくても、
孫の心の中にお父さんは生きているよ。
(ベンジャミン・兵庫県・41・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
八百万のご先祖さま
トップランナーが誕生しました。
初孫へ声援をよろしくお願いいたします。
(ねこばあば・神奈川県・67・女性・初代から両親までの全ご先祖様)
【第14次応募作品】
今日もたくさん話せました。
でも、やっぱり1本の時間じゃ短いです。
もう1本、お線香をあげてもいいですか。
(もと吉・大阪府・35・男性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
今、そうそうって相槌うってるよね
さっき、がんばれって叫んだよね
お父さんは、見えない私の応援団長
(そらとぶ子・愛知県・56・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
春に出会い 秋に亡くなったあなた
「毎年花見をしよう」 と言ってくれました
あなたのお墓は 今年も桜が綺麗ですよ
(ハムハム・兵庫県・19・女性・恋人へ)
【第14次応募作品】
じいちゃん、ばあちゃんにはもう会えた?
10年寝たきりだったから歩けるか心配です
36年振りの笑顔を早く見つけてあげてね
(えとあ・福井県・48・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
そちらでおじいちゃんと喧嘩をしてますか?
本当は仲良しだったね。私もそうなりたいな
でもお互い、喧嘩はほどほどにね。
(いしゆ・千葉県・47・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
おばあさんと孫が陽だまりの中を歩いてる。
鳥居の前で、二人はふと足をとめた。
祈る姿は、なんて美しくまぶしいのだろう。
(なにげない景色・東京都・47・男性・見えない風)
【第14次応募作品】
この匂い、この煙が思い出させてくれる。
同じ匂いと同じ煙がデジャブのように。
前は一緒にお線香たいたね、おばあちゃん。
(りんごちゃん・兵庫県・52・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
煙の少ないお線香が流行りだけれど、
煙と香りの豊かなお線香がほしい。だって、
仏さまは煙と香りを味わってると思うから。
(天国へごちそう・東京都・47・男性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
仏さまに願い事はしない。涙は見せない。
だって仏さまの重荷になりそうで・・・。
私は毎日、お線香と感謝だけを捧げたい。
(ひたむきの花・東京都・47・男性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
親父!姉さんの鬱病を治してくれ!家業を継
いで50年。仕事一筋に打ち込んで、趣味と
てないが、せめて安らかな老後を頼むよ!
(たっくん・千葉県・77・男性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
思い出は、記憶を描き直すことなんだね。
きっと、その時々で少しずつ違っている。
まるで思い出すわたしに寄り添うように。
(もりちえ・福岡県・43・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
急逝したお父さん。もっと話したかったよ。
だから今、線香の煙にのせていろいろ報告。
聞こえてる?まるで遠距離電話みたいだね。
(福島直子・神奈川県・58・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
庭の花々、今年も立派に咲いてくれました。
それを空の上のお父さんにも伝えたくて。
ごちそうさせてね、花の香りの線香を。
(福島直子・神奈川県・58・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
この世に生まれた時、父と母を知りました
大きくなると祖父母を知りたくなりました
今ではお遍路の線香花で「世」を学びました
(ロード88・香川県・39・女性・ご先祖様へ)
【第14次応募作品】
あの日嘘だと信じて向かった。いなかった
いくら泣いても目を開いて笑ってはくれない
あの夏言えなかったごめんなさい 言いたい
(杉さん・大阪府・15・女性・おじさんへ)
【第14次応募作品】
結婚したその日、非日常の日々が始まった。
それがいつしか、僕の日常になっていった。
次の非日常が来ることが、かなり怖い。
(どらまにあ・京都府・53・男性・夫へ・妻へ)
【第14次応募作品】
あなたのいる場所へ連れて行って欲しいけど
まだまだ長生きするしかないなぁ
いつか会えるその日、そしたら褒めてね
(かりんまこと・秋田県・41・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
姿のない今は、写真を見つめながら、
声をかけると、姿を見失ってしまいそうで、
いつも遠くから生前の容姿を浮かべながら。
(琵琶ちゃん・滋賀県・70・男性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
セピア色の写真がタンスから出てきました。
若い頃そっくりと言われた私の30年。
鏡のようです、言葉の通りに。
(元おじいちゃん子・東京都・30・男性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
両親の亡い私を育ててくれてありがとう
不自由な足を引きずりながら働いていた
優しかったじいちゃん今でも私の枕元に
(ヨウちゃん・愛知県・79・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
初孫が、線香の箱を落としてしまいました。
「ばあば、ごめんね」としょげていました。
だからしばらく、折れた線香で我慢してね。
(まごまご・大阪府・64・男性・夫へ・妻へ)
【第14次応募作品】
お盆になっても 暑さは全く和らぎません
叔父さんが22歳で戦死して 72回目の夏
お墓参りは僕一人になりました また来ます
(上野道雄・京都府・80・男性・親族へ)
【第14次応募作品】
貴方のいた店も家も、いつものままです。
窓から見える外も、人も、いつも通りです。
でも、景色が違って見えます。変ですよね。
(キロ・神奈川県・28・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
思春期の私には、さようならも言えなかった
でも、言わなくて本当に良かった
いつでも話せると、大人になって気付いたよ
(ちゃんみ・静岡県・26・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
お線香の匂いをかぐと、会えたように思う。
セーターの背中にぎゅっと抱きついたとき、
ふわりと香った匂いをいつも思い出す。
(よっちゃん・静岡県・31・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
僕が二人の家を訪れた時だけケンカしない
だからお土産持って甘えに行ってたんだ
あと五十年待っててくれる?ケンカせずにね
(KOZO49・三重県・49・男性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
心配性だったお父さん、最後に約束した通り
私たちみんな元気で仲良く暮らしてます
だから安心してそっちで笑って見ていてね
(抹茶マカロン・兵庫県・51・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
たまにしか手を合わせない孫でごめんね。
父も母も80半ば、年老いてきました。
親孝行する時間を下さい、1日でも長く。
(つーさん・山梨県・53・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
位牌の前に佇むと あなたの顔が見え隠れ
今日もひと踏ん張りと 語りくる優しさが
今日もあなたに 私の心ののろし捧げます
(いしわかまる・栃木県・48・男性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
私は、わが家のいい嫁になれていますか?
義父さん、義母さん、見守っていて下さい。
もっと、一緒にいたかったです。会いたい。
(ふじさわかなえ・岡山県・51・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
東京での暮らしに慣れてきた日の突然の電話
あまりに突然で頭が真っ白になってしまった
これからも僕たちを空から見守ってください
(涼汰・東京都・27・男性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
白黒写真に手を合わせて30年です
その内私が追い越してしまうかも知れません
再会した時あなたより年上でも私は孫です
(タンポポ・大阪府・46・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
食べる事が好きな、料理上手なお母さん。
お母さんの命のバトンを受け継いだ私。
お母さんにも食べてもらいたい料理が沢山!
(MIHO・東京都・28・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
癌とパーキンソン病で、わずか3年の介護。
亡くなっても後悔しない介護をしたつもり。
逝ってしまうと後悔の日々。お母さんゴメン
(ゆみ・広島県・58・女性・父へ・母へ)
【第14次応募作品】
しょぼしょぼの目から涙が沢山出ていて
手を降る貴女を最後まで見つめられなかった
まどかは元気だよ。もう一年経ったね。
(雪見大福・宮城県・16・女性・祖父へ・祖母へ)
【第14次応募作品】
お父さんもついこの間そっちに逝ったよ。
お祖母ちゃん、甘えさせてあげてね。
ものすごく病気と闘って頑張ったからさ。
(アマリリス・大阪府・54・女性・祖父へ・祖母へ)