【第6次応募作品】
若くして逝ってしまった父
触れ合えた時間は少なかったけれど
箸の持ち方は教えられた通りにできているよ
〈白垣美里・秋田県・17才・男性〉からの投稿
父は小学一年生の頃に亡くなってしまった。本当に働き盛りの頃の事だった。本当に触れ合った時間は少なくて、父は本当に不器用であった。しかし、幼稚園から小学生に上がるときに箸の持ち方や字の書き方などといったことを優しく教えてくれた。それが最後に教えてくれたことになってしまったけれど、ずっと私の根幹をなすこととなる。だから、私の中で父はずっとそういったことで生きていくのだと思う。
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