【第9次応募作品】
あなたに気付かされた、花の芽。
伸びて蕾をつけ、咲き誇り、結実して後、
その種子を持って、再び相まみえましょう。
〈遥翔・東京都・26才・女性〉からの投稿
お世話になっていた武道の先輩。武道をやるには、女性という性別が恨めしく感じることが多々あり、あるとき「私、男に生まれたかったです」と言ったら、先輩は「自分のもって生まれた性を、大切にしなきゃいけないよ」と真剣に諭して下さった。先輩は女性でありながら、男性からも一目置かれる存在で、私の憧れだった。自分を好きになって、自信を持ってその先輩と手合わせする事が、私の目標だったが、ある日突然、先輩は旅立ってしまった。今でもその道で悩むことがあると、先輩に心で呼びかけている。
自動ページ送り