※各作品の詳細ページは「詳細はこちら」ボタンをクリックするとご覧になれます。
【第9次応募作品】
線香の煙にのせて、いつもありがとうと呟く
ご飯の臭いに誘われて子供たちが起きてくる
炊きたて、一緒に食べませんか
(雪葉千狸・愛知県・24・女性・父へ・母へ)
【第9次応募作品】
北海道に今年も雪が舞う季節になりました。
来春までお会いできませんが待っててね。
墓所には桜の芽吹きが見える頃行きます。
(岐阜の屋根の草・岐阜県・63・男性・父へ・母へ)
【第9次応募作品】
おばあちゃん、私に孫が産まれました。
抱っこしたり遊んだり待て待てしたり。
おばあちゃんのこと毎日、思い出してるよ。
(たけのこ・奈良県・55・女性・祖父へ・祖母へ)
【第9次応募作品】
笑顔の裏で実は自分の死期を感じていたの?
幻覚でいい最期私に会ってくれてありがとね
お腹すくでしょお線香いっぱいたいておくね
(まあち・静岡県・17・女性・祖父へ・祖母へ)
【第9次応募作品】
お袋よ、難病と骨折で長年動けなかったのに
すっかり元気そうに若返って、本当に驚いた
そちらは苦痛が無い様で、嬉び目が覚めたよ
(あんちゃん・埼玉県・57・男性・父へ・母へ)
【第9次応募作品】
兄弟3人 誰が火を灯すかで揉めたあの頃
その意味を誰もわかっていなかったあの頃
時は流れ、いま、3人並んで手を合わせる
(ももいちご。・広島県・20・女性・ご先祖様へ)
【第9次応募作品】
早いものだね。時間の流れってものは。
君たちを担任したのは中学1年生だったね。
その君たちの子がもう中学生というのは。
(屋根の草・岐阜県・63・男性・わたしの教え子へ)