【第11次応募作品】
遺品の日記、読ませてもらいました。
本当の娘のようだと書かれてありました。
「お義父さん」ありがとう。
〈とまと・静岡県・64才・女性〉からの投稿
高校生の時母が離婚し、その後義父と再婚しました。血の繋がらない新しい義父を素直に受け入れられず悩みながらも、うわべだけは良い子を演じていました。でも、その義父が亡くなり認知症の母の代わりに遺品を整理していたら義父の日記を見つけたのです。そこには「血は繋がっていないのに、実の娘のようだ」と私のことが書かれてあったのです。思い出したくない青春時代でしたが、その一言でそこには確かに10代の私が生きていたのだと改めて知り、義父に感謝する気持ちになったのです。
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