選考委員賞受賞作品
【第15次応募作品】
父が死んだ。7歳の頃だった。それから母は
いつも僕を守ってくれた。でも今日からは。
そう誓って仏壇に向かう20歳の誕生日。
〈末角雄大・東京都・19才・男性〉からの投稿
僕は7歳の時に父を亡くしました。その時には母はもちろん悲しんでいましたが、その時から今まで僕に涙を見せたことはありませんでした。父に何かを誓ったんだと思います。とにかく僕はずっと守られていたのです。\r\n今月の2/21に20歳の誕生日を迎えます。成人するとよく親からは完全に独立したとみなされますよね。そこで僕は今度はお母さんを守ってあげたい。母の何かの誓いで僕が守られてきたのだから、今度は僕が母を守るんだ。そう仏壇の前で誓いたくてこの詩をつくりました。
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