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【第15次応募作品】
うれしい日には華やかや香りを選ぼう
会いたくて辛い日には心休まる香りを
ね、気づいた?今日は結婚記念日の香りよ
(よちこ・東京都・46・女性・夫へ・妻へ)
【第15次応募作品】
義両親が他界し.毎朝仏壇に手を合わせる。
跡継ぎの嫁としての自覚からかな?
つつがなく.一日が過ごせますようにと。
(ちろまま・山口県・66・女性・親族へ)
【第15次応募作品】
父が死んだ。7歳の頃だった。それから母は
いつも僕を守ってくれた。でも今日からは。
そう誓って仏壇に向かう20歳の誕生日。
(末角雄大・東京都・19・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
お店に、色んな香りのお線香がありました。
お父さんはどんな香りが好きですか?
聞かせてください。夢の中でも、いいので。
(ちくわぶ・千葉県・38・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
お線香の順番めぐって兄弟喧嘩しながらも
掌を合わせる 父の遺した可愛い孫たちの手
私の見せたかったもの
(チャコ・東京都・41・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
成仏してね 小さい頃に逝ってしまった人
真剣に祈れるのは もう大人になったから
煙消えてから気づく あ、とっくにしてるか
(めぐ・埼玉県・16・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
母さんは、僕の中では生きてます
あの日は泣いたけど、精一杯、やってみる
この世のこと、一緒に笑って話せるように
(樋口盛一※樋の点:1・東京都・34・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
猫の「ゆうちゃん」がついに旅立ちました。
お父さんが世話して一番なついてたよね。
そちらでまたいっしょに暮してください。
(晴歩雨読・宮城県・59・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
読経も戒名もいらないと言った宗教嫌い
せめてお焼香に想いを乗せるしかなかった
今もお線香が、父との唯一のアクセス法。
(インサエイ・福岡県・43・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
「ばあちゃんおはよう」の場所は変われど
いつも通り、私達小さな事まで話しかけてる
今朝の占いは1位だっだよ。嬉しいネ!
(えとあ・福井県・48・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
きれいな 光の 純粋な 心でしか
入れない 表現できない世界が ある
そんな世界を感じ 生きていけたら いいね
(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・すべての方たちに)
【第15次応募作品】
見上げれば あの頃と 変わらない青い空
そう・・・子供の頃の あの空と・・・
・・・ありがとうございます・・・
(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・子供の頃の想い出の空)
【第15次応募作品】
くしゃくしゃの手が浮かんでは消えていく。
あたたかい手が額を丸めてくれていたこと。
あなたの祈りで、今日も私は生きていける。
(佳雨・宮城県・19・女性・ひいおばあちゃんとの懐かしい思い出)
【第15次応募作品】
気丈にも女手ひとつで二人の子を育て上げた
墓碑銘の母と逢う 一心と捧げゆく祈りの
眼裏には今も浮かびつく貴女の紬衣姿が在り
(耳成保一・鹿児島県・57・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
線香とか仏壇とか死者を慰めるためのものは
実はみんな生きている者を慰めるためにある
だから、やっぱり死者はそこに存在いるのだ
(どらまにあ・京都府・53・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
何気無い会話を一つ拾えば今日も笑顔になる
両親のおかげで今日も健やかに成長します
少し小さくなった二人への私からの愛です
(詩人の楽・岐阜県・14・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
最近は火を使わず、線香もあげないけど、
83歳のお父さんは独居でがんばってるよ。
私、またお線香をあげに帰ってこなきゃね。
(ひとり娘・岐阜県・51・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
ひいじいちゃんは写真でしか知らないけど
ひいばあちゃんがお茶をもっていくから、
こどもたちも隣でおやつ食べたいんだって。
(のぉん・神奈川県・35・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
老眼でよく見えず耳も遠くなる。最後に残る
感覚はきっと味覚か嗅覚だろう。お父さん、
味わってる?珈琲のお線香ってあるんだね。
(一葉・石川県・46・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
嬉しいことがあれば、おかげさまの感謝。
悲しいことがあれば、見守ってくれて感謝。
祖父母に手合わせ、今日も私は日を終える。
(うらら・愛知県・28・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
好きな人と結婚したお母さんは幸せだよ、と
戦争の悲しさを教えてくれたおばあちゃん。
私も結婚したよ!今も日本は平和だよ。
(ウパ子・愛知県・31・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
今日もお父さんにそっくりな私たちです
童顔で、口下手で、不器用で、それからー
笑いじわが増えるよう、見守っていてね
(アキラの双子の娘・東京都・50・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
お線香の煙は先祖様との糸電話線です。
見えない絆、切れない「へその緒」です。
いつの日か千の風の子で甘えに上がります。
(松川涙紅・埼玉県・83・男性・空の父母へ)
【第15次応募作品】
亡くなる時、仕事のことばかり考えてた私。
おじいちゃん、本当にごめんなさい。
おじいちゃんの幸せを祈りに来させてね。
(ちびちゃん・沖縄県・35・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
立派に生きた人がいた。
とくに立派でもない墓に納まった。
どうでもよかったんですね、そんなことは。
(kofukurou・埼玉県・66・男性・お世話になった床屋さん)
【第15次応募作品】
失敗しては兄ちゃん思い出すんや。
小さいころから頼りっぱなしだったやんか。
一人っ子にさせられて寂しいてたまらんわ。
(さびしん坊・兵庫県・69・男性・兄弟姉妹へ)
【第15次応募作品】
ほら、ちゃんこして、ナムナムするんだよ
小さな頃、あなたに教わったことを今、
我が子と一緒に、あなたに手を合わせます
(かりん・静岡県・45・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
毎朝、教わった通りご先祖供養しているよ。
「目には見えない世界を大切にしなさい」
母さんのこの言葉、子供たちにも伝えるね。
(ATSUKO・奈良県・63・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
帰省するとまず私達はお仏壇に合掌します
目をつむって合掌していた手をほどいた後
亡き祖母の写真を見て、年々父に似てきたな
(希望・大阪府・25・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
老運転手さんやったかも話す声に似てて
遠回りされてもだまってお釣もあげたら
笑顔やってん父さん、お香のおかげやわ
(おっちょこちょい子・大阪府・62・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
すごく悲い事があったもういない父に話す
風もないのに笑うようにお線香がゆれた
さみしいかい、元気かい、そう言ってる
(pinpon・広島県・56・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
困った時の先祖頼み。人生が賭かった切実な
頼み事をお願いする相手は真っ先にご先祖様
厳かな線香の香りが漂う仏壇は私の最後の砦
(ゆかり・宮崎県・40・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
ママが逝ったら、命日よりもママの誕生日に
桜の香の線香をあげて最愛の娘には死んだ日
よりママが誕生した日を覚えてて欲しいから
(有加里・宮崎県・40・女性・子どもへ)
【第15次応募作品】
子供の頃ママに無理やり通わされた水泳教室
特技の平泳ぎで三途川を泳いで又会う日まで
ママの好きな桜の線香の香りを楽しんでいて
(有加里・宮崎県・40・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
夏休み、祖父の家に大集合した従兄弟たち
家は無くなり、みんな忙しくなったけど
今もこうして、お墓の前に大集合してるよ
(感王寺・熊本県・57・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
「これならご先祖様もすぐ分かる」が口癖
日課だった仏壇磨きも、今は私の役目
「ばあちゃん、ちゃんと道標になってる?」
(ラベンダー・富山県・37・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
お母さん、またフリージアの季節がくるね。
誕生日にはいつもくれたよね、嬉しかった。
これからはこの香り、私が毎年贈るからね。
(山口あい・愛知県・52・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
我が孫が入学、親代わりの兄はすでに他界。
伝えてあげたや、晴れの「姿」を。
仏壇に、合わす手先に涙がおちる。
(アンデルセン山法師・千葉県・73・男性・親代わりの 兄)
【第15次応募作品】
線香の煙の奥で微笑む僧侶であった祖父
無欲が衣を着ていたような人だったという
供えたイチゴも誰かにあげているのだろう
(時代遅れ・大阪府・60・男性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
仏様の一番のご馳走はお線香の煙なんじゃ。
幼い頃、毎朝仏壇の前で、祖母から聞いた。
今は、私が語りかける。「おいしいですか」
(よっちん・岡山県・72・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
田舎からの電話。「…さん亡くなったんよ」
お別れに駆け付けるも、すぐその場を後に。
遺影の笑顔、線香の香が互いの心をほぐす。
(水ごころ 魚・東京都・56・女性・田舎でお世話になった方々)
【第15次応募作品】
77歳の母親の毎日は同じように規則正しい
毎日必ず父親の仏壇に線香をあげ話をする
仏壇はなくてはならない生きる証なんだ
(mieno・奈良県・53・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
今時は親よりも子供の方が早いケースも珍し
くはない子供が先に行く事は親不孝だから
モーニング、グンナイコールは欠かさない
(のりこ・岐阜県・56・女性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
セミが鳴く、晴天。幼きあの日を思い出す。
祖父母と並び、食べたソフトクリームを。
香り立つ煙に、私は癒される。また来るよ。
(鈴木ナホ・福島県・35・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
親父の育てた梅の花見て笑った息子の顔が
そっくりだったから生まれ変わりだと思った
この子、親孝行のつもりで大事に育てるよ
(松ぼっくりん・兵庫県・54・男性・父へ・母へ)
【第15次応募作品】
祖母であり、親であり、親友でもあった
ばぁちゃんは一生の宝物。ここに姿、
形はなくても大好きだよ。ありがとう。
(なみ@チビッコ・千葉県・36・女性・祖父へ・祖母へ)
【第15次応募作品】
「多くの背後霊があなたを見守っている」
僧侶の一言が、お参りの姿を変えた
ご先祖の皆さん、いつもいつもありがとう
(倖煕・千葉県・77・男性・ご先祖の皆さまへの感謝)
【第15次応募作品】
家を留守にする時仏壇に「行ってきます」。
ご先祖様とご本尊が、留守番をして下され、
家に帰宅した時にも真っ先に「ただいま」。
(琵琶ちゃん・滋賀県・70・男性・父へ・母へ)