やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。 *作品のご投稿は現在、休止しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


応募作品

※各作品の詳細ページは「詳細はこちら」ボタンをクリックするとご覧になれます。

【第15次応募作品】

うれしい日には華やかや香りを選ぼう
会いたくて辛い日には心休まる香りを
ね、気づいた?今日は結婚記念日の香りよ

(よちこ・東京都・46・女性・夫へ・妻へ)

【第15次応募作品】

義両親が他界し.毎朝仏壇に手を合わせる。
跡継ぎの嫁としての自覚からかな?
つつがなく.一日が過ごせますようにと。

(ちろまま・山口県・66・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

父が死んだ。7歳の頃だった。それから母は
いつも僕を守ってくれた。でも今日からは。
そう誓って仏壇に向かう20歳の誕生日。

(末角雄大・東京都・19・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お店に、色んな香りのお線香がありました。
お父さんはどんな香りが好きですか?
聞かせてください。夢の中でも、いいので。

(ちくわぶ・千葉県・38・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お線香の順番めぐって兄弟喧嘩しながらも
掌を合わせる 父の遺した可愛い孫たちの手
私の見せたかったもの

(チャコ・東京都・41・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お線香を焚いてから、じいちゃんと呼ぶ
手を合わせてから、きょうの出来事を語る
煙の中に自分の生きる軸をそっと確かめる

(じゅんこ・埼玉県・61・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

成仏してね 小さい頃に逝ってしまった人
真剣に祈れるのは もう大人になったから
煙消えてから気づく あ、とっくにしてるか

(めぐ・埼玉県・16・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お線香を、覚えていない家族へ
幸せに暮らしてね
天国だろうと、来世だろうと

(めぐ・埼玉県・16・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お父さん、私が帰省するといつも
ケーキを片手に早く帰って来てくれたね。
今日も美味しく頂きます。お供えのお菓子。

(みほ・兵庫県・33・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お義父さんの孫は9人になりました。
その中で唯一抱っこしてあやしてくれた娘が
この春、大学生です。

(悠・長野県・47・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

かわいいひ孫8人目
ひとりも見ないでおじいちゃん
もったいなかったよ

(うさまる・東京都・32・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

満州の寒い荒野をさまよいて
父母は私をリュックで運んでくれた
感謝感謝です

(えぬごじら・埼玉県・75・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

母さんは、僕の中では生きてます
あの日は泣いたけど、精一杯、やってみる
この世のこと、一緒に笑って話せるように

(樋口盛一※樋の点:1・東京都・34・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

猫の「ゆうちゃん」がついに旅立ちました。
お父さんが世話して一番なついてたよね。
そちらでまたいっしょに暮してください。

(晴歩雨読・宮城県・59・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

祖父母の家に行くと、まず線香をあげる
横を見ると母が、まだ手を合わせている
その姿は、祖母に似ていて私はホッとする

(るる・愛媛県・45・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

線香の香りがすると甦る、幼き頃
法事に集う親族の笑顔や賑わいかくれんぼ
紡いでくれた命、心温まる記憶をありがとう

(香雪 溯那・京都府・43・女性・感謝)

【第15次応募作品】

最近は 嬉しい時に 供えてる
悲しみが 懐かしみへと 変わってく
ありがとう 時間が経って また想う

(ハピゆずちゃん・東京都・35・男性・亡くなった愛犬へ)

【第15次応募作品】

初めて伯母さんに会ったのは私が5歳の時。
父の従兄と結婚されて5年目でしたね。
75年後101歳の伯母さん、さようなら。

(道草・京都府・80・男性・親族へ)

【第15次応募作品】

祖母との別れでその場所は特別になった
手を合わせて時間を共有している
まだ祖母はそこにいて私を褒めてくれている

(ARAKI・福岡県・44・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

仏壇でいつも父母に話す
嬉しい事も悲しい事も
父母は子どもなんだから甘えなさいと

(奈菜子・東京都・65・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

読経も戒名もいらないと言った宗教嫌い
せめてお焼香に想いを乗せるしかなかった
今もお線香が、父との唯一のアクセス法。

(インサエイ・福岡県・43・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

手をあわせれば いつも
あなたの優しい笑顔が浮かんでくる
いつも、私を守ってくれる

(結夢・長崎県・55・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

「ばあちゃんおはよう」の場所は変われど
いつも通り、私達小さな事まで話しかけてる
今朝の占いは1位だっだよ。嬉しいネ!

(えとあ・福井県・48・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

かたちのない世界から
光として 笑みを うかべた天使
いつも いつも 見守ってくれてるんだね

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

あらゆるものが 新鮮に感じるとき
光輝き ありがたい感謝の涙が
あふれだす・・・

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・縁のある方たちへの)

【第15次応募作品】

いろいろ あったね・・・
いろいろ 支えられて 生きてきたね・・・
そして 今こうして ここに いるんだね

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・縁のある方たちへ)

【第15次応募作品】

今を しあわせに 生きる・・・
しあわせは そんな心が 大好き・・・
しあわせは そんな心に とんでくる・・・

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・すべての方へ)

【第15次応募作品】

もう すでに あたえられてる
もう 何も 願うことがないくらいに・・・
すべて そろってるんだね・・・

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・すべての方へ)

【第15次応募作品】

きれいな 光の 純粋な 心でしか
入れない 表現できない世界が ある
そんな世界を感じ 生きていけたら いいね

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・すべての方たちに)

【第15次応募作品】

子供の頃に感じてた あの心で 繋がった
それは 自然に純粋な あるがままの
繋がり・・・

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・夫へ・妻へ)

【第15次応募作品】

見上げれば あの頃と 変わらない青い空
そう・・・子供の頃の あの空と・・・
・・・ありがとうございます・・・

(ピピヤマモト・福岡県・0・女性・子供の頃の想い出の空)

【第15次応募作品】

くしゃくしゃの手が浮かんでは消えていく。
あたたかい手が額を丸めてくれていたこと。
あなたの祈りで、今日も私は生きていける。

(佳雨・宮城県・19・女性・ひいおばあちゃんとの懐かしい思い出)

【第15次応募作品】

気丈にも女手ひとつで二人の子を育て上げた
墓碑銘の母と逢う 一心と捧げゆく祈りの
眼裏には今も浮かびつく貴女の紬衣姿が在り

(耳成保一・鹿児島県・57・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

線香とか仏壇とか死者を慰めるためのものは
実はみんな生きている者を慰めるためにある
だから、やっぱり死者はそこに存在いるのだ

(どらまにあ・京都府・53・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

海の見える墓が、遠くなりました
坂道を上るのに、脚を攣ったりもします
でも墓前の野点では、和めるんですよね

(野点人・大阪府・69・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

何気無い会話を一つ拾えば今日も笑顔になる
両親のおかげで今日も健やかに成長します
少し小さくなった二人への私からの愛です

(詩人の楽・岐阜県・14・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

最近は火を使わず、線香もあげないけど、
83歳のお父さんは独居でがんばってるよ。
私、またお線香をあげに帰ってこなきゃね。

(ひとり娘・岐阜県・51・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

いつも登下校の見守りありがとう。
可愛い妹は4月から3年生になるよ。
ずっとこの子のお兄ちゃんでいてね。

(くまこ・神奈川県・46・女性・愛犬たちへ)

【第15次応募作品】

誰にも相談できない孤独な老後
こんな時になぜいてくれないんだ?
二人きりの兄弟なのに。

(さびしん坊・兵庫県・69・男性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

祖母を愛してやまなかった父が他界。
天国で無事に会えたかな。
二人で私たち家族を見守ってください。

(なやな・岐阜県・49・男性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

仏壇の前で合唱する子供たちは
毎回絵のプレゼントを供えてくれる。
褒めてくれた記憶は永遠だね。

(なやな・岐阜県・49・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

入院中も家族の体調ばかり気にかけ
自分の体の回復は後回しだった父。
その生き方は誇りであり、手本。

(なやな・岐阜県・49・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

ひいじいちゃんは写真でしか知らないけど
ひいばあちゃんがお茶をもっていくから、
こどもたちも隣でおやつ食べたいんだって。

(のぉん・神奈川県・35・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

女手一つで子ども三人育ててくれた母
二人で旅行に行くと嬉しそうだったね
笑顔の可愛い優しい人だった

(清水風流・東京都・66・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

灯す香りが包みます
ほんわり感謝
ありがとう

(さつまぼたもち・鹿児島県・40・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

煙の波に
祖父母の息を感じつつ
我が心も煙に添う

(ゆうき・千葉県・20・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

老眼でよく見えず耳も遠くなる。最後に残る
感覚はきっと味覚か嗅覚だろう。お父さん、
味わってる?珈琲のお線香ってあるんだね。

(一葉・石川県・46・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

あなたに言えずじまいの言葉
今でもこうして
煙に巻く

(かたつむり・大阪府・20・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

愛してるよ、と笑顔のアナタ。
旅立つ前のその言葉。
昨日も今日も明日も、ずっと忘れません。

(とも・愛知県・34・女性・夫へ・妻へ)

【第15次応募作品】

嬉しいことがあれば、おかげさまの感謝。
悲しいことがあれば、見守ってくれて感謝。
祖父母に手合わせ、今日も私は日を終える。

(うらら・愛知県・28・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

好きな人と結婚したお母さんは幸せだよ、と
戦争の悲しさを教えてくれたおばあちゃん。
私も結婚したよ!今も日本は平和だよ。

(ウパ子・愛知県・31・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

今はね、いつでも電話できる
携帯電話っていうものがあるんだよ
母ちゃんの声が聞きたいよ

(めだか・神奈川県・61・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

今年で旅立って10年
胸の中に秘めている想いはずっと変わらない
これからも貴女との思い出と共に生きるよ

(希望・愛知県・21・女性・友へ)

【第15次応募作品】

仏壇に向かい線香手向けぶつぶつと、
父との遠い思い出に浸っているのだろう。
認知症の母毎日長時間語りかけている。

(にかちゃん・宮城県・75・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

通ちゃん、母や叔母さんと楽しんでますか
犬のタロちゃん、お母さんと会えましたか
パパ、大変ですが天国でも皆を守ってね

(ミナミちゃん・福島県・71・女性・その他)

【第15次応募作品】

火をつけない線香に命を吹き込むように
一歳半の子が一本一本線香をあげていく
それから数珠を持つ

(ひでじい・栃木県・66・男性・ご先祖へ)

【第15次応募作品】

独り身で自死し果てた弟
「せっかく生きていたのに、なぜ死んだの」
遺体に向かい、叫びし三歳の我が子の泪

(モリ エイチ・愛知県・66・男性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

早く迎えに来て、と会うたびに呟く祖母。
私は仏壇の前で密かに祈る。
おじいちゃん、もうちょっとだけ待ってと。

(鬼山・東京都・31・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

今日もお父さんにそっくりな私たちです
童顔で、口下手で、不器用で、それからー
笑いじわが増えるよう、見守っていてね

(アキラの双子の娘・東京都・50・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

生誕100周年を迎えた父の遺影に
没後25年、変わらぬ気持ちで手を合わせ
100年分のおめでとう。ありがとう。

(ちゃお・東京都・62・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お母さん、私、49になったよ。
お母さんが体験できなかった49歳以降の
人生に、何が起こるか一緒に楽しもうね。

(文・東京都・49・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お線香の煙は先祖様との糸電話線です。
見えない絆、切れない「へその緒」です。
いつの日か千の風の子で甘えに上がります。

(松川涙紅・埼玉県・83・男性・空の父母へ)

【第15次応募作品】

亡くなる時、仕事のことばかり考えてた私。
おじいちゃん、本当にごめんなさい。
おじいちゃんの幸せを祈りに来させてね。

(ちびちゃん・沖縄県・35・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お墓仕舞をして辛い?
でも今日からまた、家族5人で暮らせるよ。
待ってて、回帰祝いにお線香をあげるから。

(老いオイ・千葉県・57・男性・父へ、そして祖父母へ)

【第15次応募作品】

この臭いが好きじゃなかったアナタに
お線香を毎日上げてまいます
怒って化けて出てくれますか

(じーじ・福岡県・77・男性・夫へ・妻へ)

【第15次応募作品】

八十八年間大車輪で駆け抜けたお義母さん
誰の手も煩わせず一気に旅立ち
子や孫には楽しい思い出しか残っていません

(蒲柳・埼玉県・63・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

妹の遺影が、真っすぐに私を見つめている。
私は、しばらく視線を合わせて目を逸らす。
いつか真っすぐに目を見れるかな。

(タツ・福岡県・51・男性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

ハプニング盛り沢山で辿り着いた道、
あれれ?間違ってなかった。
おばあちゃんのイタズラな誘導かしら?

(りこぴん・岐阜県・26・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お袋にしてもらったことは山ほどあるが、
俺がして返した孝行が思いつかない。
年一度の墓参り。見つけて来年また来るよ。

(さいま・東京都・63・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

良いものでしょう、線香の匂いも。
都会の喧騒を嘲笑うように、
静かに貴方達を偲んでいられる。

(静かな若者・大阪府・26・男性・親族へ)

【第15次応募作品】

私の父は約20年程前に他界したのですが、
とてもたばこの好きな人でした。
たばこは父の香りです。

(のりこ・岐阜県・56・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

立派に生きた人がいた。
とくに立派でもない墓に納まった。
どうでもよかったんですね、そんなことは。

(kofukurou・埼玉県・66・男性・お世話になった床屋さん)

【第15次応募作品】

生まれたばかりだったあの子も就活です。
私はお義母さんと上手くやっています。
また春が来たよ。

(まめまめの木。・山形県・52・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

失敗しては兄ちゃん思い出すんや。
小さいころから頼りっぱなしだったやんか。
一人っ子にさせられて寂しいてたまらんわ。

(さびしん坊・兵庫県・69・男性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

新しい土地で、一人頑張ってる君。
離れてても、目指してる夢は一緒だよ。
辛くなったら、何時でも弱音吐いてね。

(星香・神奈川県・20・女性・友へ)

【第15次応募作品】

仏壇に手を合わすと小さな咳が聞こえたよ
ただいま、父さん
立ち昇る線香の煙が少しだけ揺れた

(のりぞう・東京都・54・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

ほら、ちゃんこして、ナムナムするんだよ
小さな頃、あなたに教わったことを今、
我が子と一緒に、あなたに手を合わせます

(かりん・静岡県・45・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

おかあさんが茶の間でTVを観ている声
黙って観ているおとうさんが一緒のときと
聞こえる声は同じですが ちがうものですね

(白井雪・山形県・44・女性・義父へ)

【第15次応募作品】

子供の頃 食後のお茶の時間の2人の
急須の蓋の穴の位置の議論
好きじゃなかったけど 最近答えが出ました

(マリ・山形県・44・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

いつも自分のことでいっぱいの私が、
父への報告と感謝でいっぱいになれる時。
それはお線香に火をつけて手を合わせる時。

(まゆこ・兵庫県・31・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

優しいのに頑固、不器用な人だった。
握る手が温もりを失うことで伝えてくれた。
考え込んだとき、ふと父を感ずる。

(中さん・北海道・67・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

まちにまった私の赤ちゃん
1ヶ月で、ママのお腹から旅立った
いつか天国で3人家族になろうね

(さわやん・大阪府・45・女性・子どもへ)

【第15次応募作品】

朝夕に たむける 祈りとお線香
仏間は家族みんなの拠り所
心安らぐ 香り ひととき

(kirakira・東京都・57・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

父さんと母さんがいない三十年がくるよ
俺はやられっ放し負けっ放しでボロボロさ
二人がくれたこの体だけはタフで元気だ

(満川恒朗・静岡県・57・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

毎朝、教わった通りご先祖供養しているよ。
「目には見えない世界を大切にしなさい」
母さんのこの言葉、子供たちにも伝えるね。

(ATSUKO・奈良県・63・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

祖父と祖母は、赤い糸で結ばれていた。
絆は煙に姿を変え、天に上っていく。
祖父と祖母は、白い糸で結ばれている。

(mimi・大阪府・45・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

輪廻転生の世界を心から願っています
今、どこから見つめているのでしょうか
再会の軌跡は、どこに描かれるのでしょうか

(ゴン・千葉県・77・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

手を合わせ、心で貴方に語りかける。
風に運ばれ、ほのかに香る線香は
寡黙な祖父からの返事代わり。

(宮沢・大阪府・26・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お線香の煙とタバコの煙
吸い上げられる様に昇っていく
これも立派な親孝行と信じよう

(まあちゃん・福岡県・54・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

いつも、ふるさとの幼き時代を思い出します
雪に濡れた手をそっと包んでくれた日を
再会の日を夢見つつ強く生きていきます

(ごん・千葉県・77・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

震災三ヵ月前、母が病気になり
宮城から父の位牌とともにやって来ました。
きっと父が守ってくれたんだと思います。

(まんまるねこ・神奈川県・53・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

月命日、実家に息子が電話する
きっと遺影の父さんも
耳をそば立て笑っているね

(こなお・東京都・48・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

仏壇の前で亡き祖母の写真を見ていると
年々私の父が祖母に似ていくので
もう一度生前の祖母に会えている気がします

(希望・大阪府・25・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

帰省するとまず私達はお仏壇に合掌します
目をつむって合掌していた手をほどいた後
亡き祖母の写真を見て、年々父に似てきたな

(希望・大阪府・25・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

たとえ別れが辛くても楽しかった記憶まで
忘れなくていい、愛し続けていい
それを教えてくれたのはあなた

(キリンネコ・愛知県・28・女性・家族へ)

【第15次応募作品】

あちらに旅立たれてもまだ心配ですか?
夫婦仲もまあまあ、ギャンブルもしません
でもねえ、あなたの息子はもう五十八ですよ

(那々樹光彦・神奈川県・58・男性・母へ)

【第15次応募作品】

一筋の煙がすぅっと青空に上っていく
見守られていると思うと背筋が伸びる
ご安心あれ、お嬢さんを大切にします

(難攻不落・大阪府・46・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

ただいまと、御菓子と共に、祈る時
「帰る時には仏様へのお菓子を」
そう教えてくれたあなたにも捧げ続けます

(からすうさぎ・山形県・42・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

老運転手さんやったかも話す声に似てて
遠回りされてもだまってお釣もあげたら
笑顔やってん父さん、お香のおかげやわ

(おっちょこちょい子・大阪府・62・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

すごく悲い事があったもういない父に話す
風もないのに笑うようにお線香がゆれた
さみしいかい、元気かい、そう言ってる

(pinpon・広島県・56・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

おせんこうあげると
いつも母の香りがしてきて
おはぎの味もして心いっぱい

(おっちょこちょい子・大阪府・62・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

いつも造花で ゴメンね
お供えの餅 食べてるかな
今日は 特別、お酒だよ。

(ここのか・東京都・49・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

2人とも厳しく こわかった
笑顔など見たことがなかった
でも今思い浮かぶのは 2人の笑顔だけ

(マリ・山形県・44・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

普段から手を合わせたりはない父でも
3月は毎年欠かさずひなあられ
仏壇のこぼれる笑顔7歳のまま。

(ソニー・東京都・52・女性・子どもへ)

【第15次応募作品】

最後の最後まで我を通して
思い通りに生きたと言われていたけど
わたしは知ってます、沢山我慢していたこと

(マリ・山形県・44・女性・義父へ)

【第15次応募作品】

今日はラベンダーの香りにしました。
私を産んでくれた特別な日だから。
おめでとう。ありがとう。

(ゆづママ・京都府・55・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

困った時の先祖頼み。人生が賭かった切実な
頼み事をお願いする相手は真っ先にご先祖様
厳かな線香の香りが漂う仏壇は私の最後の砦

(ゆかり・宮崎県・40・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

ママが逝ったら、命日よりもママの誕生日に
桜の香の線香をあげて最愛の娘には死んだ日
よりママが誕生した日を覚えてて欲しいから

(有加里・宮崎県・40・女性・子どもへ)

【第15次応募作品】

子供の頃ママに無理やり通わされた水泳教室
特技の平泳ぎで三途川を泳いで又会う日まで
ママの好きな桜の線香の香りを楽しんでいて

(有加里・宮崎県・40・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

夏休み、祖父の家に大集合した従兄弟たち
家は無くなり、みんな忙しくなったけど
今もこうして、お墓の前に大集合してるよ

(感王寺・熊本県・57・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

一升瓶を物置小屋に隠しては
ばあばに叱られていたそうですね
うわばみなんて、あなたのせいでしょ

(青弥・岡山県・23・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

また訊くね
おじいちゃんのことを話すばあばの顔が
なんだか面映ゆかったから。

(青弥・岡山県・23・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

もう二度とここには帰らないと決めたから
これが最後になるけれど、どうか
私がどこにいても見守っていて下さい。

(青弥・岡山県・23・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

話したことはないけれど、
きっとせっかちだったんでしょう。
翌月まで待たなかったんだから、初孫の顔。

(青弥・岡山県・23・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

おじいちゃん、またばあばが訊いてきたよ。
今年は23回忌じゃなあ、って
いつも私の年で数えるんだから。

(青弥・岡山県・23・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

お母さんになってくれたのに
一度もお母さんと呼ばずに
ごめんなさい

(イチゴジャム・千葉県・53・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

おじいちゃん
今日はうれしかった話をするね
線香よりも長くなるから心して聞いてね。

(桃の植木・千葉県・20・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

月1来る孫娘。仏壇に線香を立ててチーン。
「じいちゃん、いつまでも元気でいてね。
琴もいい子になるよ」。涙目で抱きしめる。

(むさし・愛知県・75・男性・孫娘ヘ)

【第15次応募作品】

妹の死。仕事に追われて情がうすかつた。
おわびに毎日仏壇に線香をそなえている。
後悔先に立たず。本当に本当にくやしい。

(むさし・愛知県・75・男性・兄弟姉妹へ)

【第15次応募作品】

おやじにもおふくろにも親不孝だった私。
ごめんなさいと毎日仏壇に線香を。
そちらで再会した時は存分に叱って下さい。

(むさし・愛知県・75・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

「これならご先祖様もすぐ分かる」が口癖
日課だった仏壇磨きも、今は私の役目
「ばあちゃん、ちゃんと道標になってる?」

(ラベンダー・富山県・37・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

父親の写真に手を合わせる
もう誰も忘れてしまったかも知れないけれど
俺にとってはたった一人の父親だったから

(将軍・京都府・59・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

「お父さんにあげよう」
一度もお父さんに会ったことのない旦那が
今日もお供えのお饅頭を選びました

(うちだくん・山梨県・42・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

家族の無事と成長を報告し手を合わせると、
たちのぼるお線香の煙が消えいく先で、
ありし日の笑顔が微笑んでくれている。

(由美・北海道・45・女性・ご先祖様へ)

【第15次応募作品】

父さん、母さんの心臓が弱ってるみたい。
夢の中で花束抱えてもう一度、
ときめかせてくれないかな母さんのハート。

(まぷちゃん・東京都・58・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

盆と正月に実家へと足を運ぶ母へ会いに
不義理してごめんねと仏壇に語る
ほのかな線香の香りに母の姿思い懐かしむ

(カズ・福岡県・66・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

助手席で未熟運転中の私にしっかり
注意してくれる母の声は、今も聞こえてきて
墓前でありがとう!とお礼をいうんです

(ふじちゃん・大阪府・62・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

手を合わせ 目を閉じて
そちらの皆さん、いつもありがとさんです。
しみじみ語り合う 憩いのひととき。

(ばっぱ・宮城県・57・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

お母さん、またフリージアの季節がくるね。
誕生日にはいつもくれたよね、嬉しかった。
これからはこの香り、私が毎年贈るからね。

(山口あい・愛知県・52・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

今日ばあばが夢に出てきた!
嬉しそうに話してたよ
夢の内容の報告、もう聞いた?

(こなお・東京都・48・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

我が孫が入学、親代わりの兄はすでに他界。
伝えてあげたや、晴れの「姿」を。
仏壇に、合わす手先に涙がおちる。

(アンデルセン山法師・千葉県・73・男性・親代わりの 兄)

【第15次応募作品】

あなたの息子はもうすっかりジジイだよ
27歳で逝ってしまったイケメンの父さんも
そっちで齢を重ねて待ってくれているよね

(紫雲山・大阪府・68・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

明け方に花枯れの墓地の夢をみた
窓辺から光差し込む朝がきて
冬晴れに揺らぐ線香両親の墓

(三河の海猿・愛知県・71・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お線香に火を灯しチーンとあいさつ
煙の向こうにあなたをみる
精いっぱい生きぬいてから会いに行きますよ

(イカこども・熊本県・40・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

線香の煙の奥で微笑む僧侶であった祖父
無欲が衣を着ていたような人だったという
供えたイチゴも誰かにあげているのだろう

(時代遅れ・大阪府・60・男性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

名前一文字貰いましたと
花添え手向ける線香に
あやしているのか、笑う初孫

(逢坂 俊季・東京都・64・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

人括りながら横目で眺めた
駅の改札は波にうねりますが
幼い頃に見上げたあなたの背は埋もれ。

(比乃子・宮城県・28・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

仏壇のばぁちゃんの遺影に
目、口元、笑い方が そっくり似てきた父
それって、嬉しいね

(ひよこ・東京都・48・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

いつかしら父と母の歳を越え
位牌に炎てた線香の
白い煙が、優しくなびく

(逢坂 俊季・東京都・64・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

お線香をあげる時は、いつも3本。
仏壇付近の電波がよくなって、
話したい事がよく届きそうな気がするから。

(KAZ・群馬県・32・男性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

仏様の一番のご馳走はお線香の煙なんじゃ。
幼い頃、毎朝仏壇の前で、祖母から聞いた。
今は、私が語りかける。「おいしいですか」

(よっちん・岡山県・72・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

「連れてこい」と言ってた話題の彼が、
今は毎日お線香をあげてくれてる。
お父さん、私、結婚するよ。

(幸・宮崎県・38・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

線香のにおいが嫌い父の仏壇のにおいだから
眠れない夜が続いてアロマをはじめた
眠れる香りは白檀だった

(ミッコ・大分県・44・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

火を灯すと同時に交わす想い
手を合わせると同時に伝える言葉
記憶と共に生き続く

(三休 健・東京都・33・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

師走の空、涙を流したあの日からもう七年
手を合わせると、線香の細い煙の中に
おばあちゃんに似た、優しい匂いがした

(鈴百合・長野県・37・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

息子に一度も背負われないまま、時を刻んで
きたランドセル。父は、おまえの分まで生き
抜くよ、と白髪が語りかける

(塚原 右京・鹿児島県・63・男性・子どもへ)

【第15次応募作品】

宇宙は見えていますか
やさしさは見えていますか
ぼくは見えていますか

(獅子谷 雪・埼玉県・46・男性・恋人へ)

【第15次応募作品】

私の部屋に置いてある水彩色鉛筆
おばあちゃんの思い出がたくさん詰まってる
その思い出を、今は私が使ってるよ

(空魚・福岡県・22・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

悲しさと寂しさは例えようもなく癒えない
一緒に心の中で、生きよう育てよう!
気づけば、今年は入学の年おめでとう。

(薄墨桜・栃木県・42・女性・子どもへ)

【第15次応募作品】

田舎からの電話。「…さん亡くなったんよ」
お別れに駆け付けるも、すぐその場を後に。
遺影の笑顔、線香の香が互いの心をほぐす。

(水ごころ 魚・東京都・56・女性・田舎でお世話になった方々)

【第15次応募作品】

「オトン元気?」なんて笑ってるかな。
普段ろくに口もきかなかったのにね。
今になって言いたいことが溢れ出てくるよ。

(友美・大阪府・37・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

おばちゃんがきれいに手入れしていた庭は
今も変わらずそこにあります。
四季折々、花ひらく優しさとともに。

(はりもと・宮崎県・28・女性・親族へ)

【第15次応募作品】

77歳の母親の毎日は同じように規則正しい
毎日必ず父親の仏壇に線香をあげ話をする
仏壇はなくてはならない生きる証なんだ

(mieno・奈良県・53・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

毎月18日は、義父のお墓参りへ
いつも、自分のことより私たち家族のこと
大切にしてくれたことは、忘れません。

(Kouke・京都府・52・女性・亡き舅)

【第15次応募作品】

お父さん、知っていますか?
お父さんの遺影は孫を抱いている写真です。
優しい笑顔で抱いてくれてありがとう。

(たたら・愛知県・44・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

父が亡くなり2年が過ぎた頃
たわいもない音楽を聞き初めて号泣した
ゆれる煙が曲と共に父のいる空へのぼってた

(ようこ・長野県・46・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

写真の中でほほえむおじいちゃん
その温もりや声のすべては
私の心に絶えず愛を注いでくれている。

(まりえ・栃木県・29・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

毎朝仏壇に手を合わせる。
変わらないお線香の匂いは祖父の匂い。
祖父と会えるような、この時間が好きだ。

(レモン・大阪府・24・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

楽しみにしていたひ孫、もうすぐ産まれるよ
じいちゃんと一緒に作ったお米で
元気な子を育てていくからね

(yukina・愛媛県・28・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

清らかな少女のような白き花
妻となり母となりまた妻となる
赤い実つけて君は鈴蘭熟女なり

(まことちゃん・北海道・69・男性・夫へ・妻へ)

【第15次応募作品】

今時は親よりも子供の方が早いケースも珍し
くはない子供が先に行く事は親不孝だから
モーニング、グンナイコールは欠かさない

(のりこ・岐阜県・56・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

いつも、そう。家は建て替えたけれど
並んでる写真を見て、目を閉じると
一緒に住んでた家にタイムスリップするんだ

(ポンチョ・神奈川県・41・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

わがまま。亭主関白。自分勝手。
そんな夫が、位牌に毎日手を合わせてる。
それだけで、すべて許してあげるわ。

(しの・島根県・59・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

おじいちゃん、連れて来たよ
死ぬ前に写真で自慢し見せたあの彼女を
妻になったよと紹介したかったな

(新米夫・兵庫県・27・男性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

セミが鳴く、晴天。幼きあの日を思い出す。
祖父母と並び、食べたソフトクリームを。
香り立つ煙に、私は癒される。また来るよ。

(鈴木ナホ・福島県・35・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

今年も線香あげに来たよ。
あと何回、会いに来れるかな。
出来れば、末永く、家族みんなで。

(椎野りた・東京都・17・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

亡くなった友人に言いたいな。
深く悩まなくてよかったんだよって。
でも、そんなあなたが好きだったんだよ。

(久野由美・愛知県・22・女性・友へ)

【第15次応募作品】

仕事で無理しすぎて倒れてしまった
お父さんの仏壇に線香を灯す
頑張らなくていんだよと声が聞こえた

(橘祐介・広島県・56・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

仏壇に手を合わせ祈っていた母の後ろ姿に
私もまた手を合わせた
私の事を祈っていた母の後ろ姿に

(エドガー・静岡県・57・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

私は会えなかったけれど、
お仏壇の写真に手をあわせて、
貴方がひいおばあちゃんの恋した人ですか。

(やえざくら・神奈川県・16・女性・曾祖父へ)

【第15次応募作品】

親父の育てた梅の花見て笑った息子の顔が
そっくりだったから生まれ変わりだと思った
この子、親孝行のつもりで大事に育てるよ

(松ぼっくりん・兵庫県・54・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

仏壇の前で話すこと、思い出や未来の事、
笑ってる顔の前で手を合わせて、
じいちゃん、いつもありがとね

(明日彼方・宮城県・41・男性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

御先祖さんの近くにこれたのに
スルーされおまいりできず
やさしい辰次郎じいちゃん、またくるからね

(おっちょこちょい子・大阪府・62・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

日の出から日没までを農に出て
私たち四人の子供を育ててくれました
今日は新嘗祭です新米をお供えしました

(葛岡昭男・千葉県・74・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

種まきから収穫まで農一筋に
八十八回の手間隙かけての米作り
頭がさがるばかりです

(葛岡昭男・千葉県・74・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

祖母であり、親であり、親友でもあった
ばぁちゃんは一生の宝物。ここに姿、
形はなくても大好きだよ。ありがとう。

(なみ@チビッコ・千葉県・36・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

米作り一筋の人生
太陽に看取られてそちらに旅立った生き様
あまりにも美しすぎます

(葛岡昭男・千葉県・74・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

今日は命日です
形見の山鳥の剥製が
床の間でじっと私を見ています

(昭男・千葉県・74・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

後期高齢者になりました
見守ってくれる両親のおかげです
家族を大切にして生きて行きます

(昭男・千葉県・73・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

黄泉に旅立って四五年が過ぎました
後を追う様にお母さんもそちらに行きました
今日の命日は家族で香華を手向けています

(昭男・千葉県・73・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

怒るより嬉しいんだ本当は
君がいたから生きて来られた
黄泉からの便り待っているよ

(昭男・千葉県・73・男性・親族へ)

【第15次応募作品】

ありがとう善光さん
香華の向こうのその笑顔
今日の土産は君との日記

(昭男・千葉県・73・男性・親族へ)

【第15次応募作品】

さようなら
声をかけても応えない
菊花の中で友は眠りて

(昭男・千葉県・73・男性・友へ)

【第15次応募作品】

「多くの背後霊があなたを見守っている」
僧侶の一言が、お参りの姿を変えた
ご先祖の皆さん、いつもいつもありがとう

(倖煕・千葉県・77・男性・ご先祖の皆さまへの感謝)

【第15次応募作品】

サンタからのカードを手書きで
慣れない誤字の英語の言葉で
贈ってくれた父は逝き

(まことちゃん・北海道・69・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

漂う香りに
昔は感じなかったのに今は感じる
ここにいるんだな、と

(えいこん・福岡県・44・女性・猫のチビ)

【第15次応募作品】

家を留守にする時仏壇に「行ってきます」。
ご先祖様とご本尊が、留守番をして下され、
家に帰宅した時にも真っ先に「ただいま」。

(琵琶ちゃん・滋賀県・70・男性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

桜が咲くたび線香の煙に浮かび上がる
幼いおまえの二回だけの春
「お・は・な・み」と梢をさした小さな指

(あび・大阪府・57・男性・子どもへ)

【第15次応募作品】

おじいちゃん、私にも家族ができたよ。
おじいちゃんにくっついていた姿からは想像
できないでしょ?紹介したかったな。

(サユリ・千葉県・37・女性・祖父へ・祖母へ)

【第15次応募作品】

テスト
テスト
テスト

(めぐみ・富山県・20・女性・父へ・母へ)

【第15次応募作品】

曇り空あなたの笑顔で快晴に変わる
いつも幸せを感じれるきっとこの先も
涙の日もあなたとならば乗り越えていける

(うにゅぐさん・愛媛県・25・女性・恋人へ)

【第15次応募作品】

入院中あなたとのつながりはメールでしたね
大きな病に倒れ何もかも無くした私に
生きる力をくれたのはあなたのメールでした

(りりい・兵庫県・54・女性・命の思い)

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