やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[祖父へ・祖母へ]の想い 女性 30歳代

【第13次応募作品】

あなたが遺した香袋と
同じ匂いをようやっと
見つけて灯せた線香のけむ

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈睦孝・兵庫県・38才・女性〉からの投稿

いつも身綺麗な祖父の匂いが大好きでした。ある時、お仏壇の抽出しから小さな香袋を出してくれました。わたしが生まれるより前に亡くなった祖母の袂にあったもの。祖父の匂いはその香袋と整髪料の混ざったものだったのです。あれから幾度も引越しをしていつの間にか無くしてしまった香袋。墓参りの売店でふと思い出したあの香り。わたしの鼻が覚えていました。

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