【第16次応募作品】
墓の雑草を夢中で引っこ抜いて片付けたしんどいことは僕がやると格好いい弟をかばった兄ちゃんに、どや顔したる。
〈さびしん坊・兵庫県・69才・男性〉からの投稿
二人兄弟で年子。いつもかばってくれた兄は四十三で先立ってしまった。一人っ子になった私はしっちゃかめっちゃかの人生を送ってしまった。兄ちゃんがいてくれたらと、ずーっと甘えて、いまも懲りずに兄を守り神みたいに思い続けている。
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