【第18次応募作品】
香炉から 線香ほろり拾い上げ白い砂 波紋のように跡をつけあなたから 褒められるのを待ちわびる
〈左近司みのり・広島県・33才・女性〉からの投稿
祖母が亡くなったのは6歳の時。お仏壇の香炉掃除がうまくできると、祖母の遺影が笑ってくれる気がして何度も何度も砂を均していました。20年以上たった今でも変わらず褒めてもらえる気がして、思わず遺影を見上げてしまうのです。
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