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【第18次応募作品】
「おばあちゃん、私、仕事しんどいわ。」
でも、きっとあなたは笑って言うでしょう。
「若いっていいわねぇ。」
(遥夏・愛媛県・31・女性・祖父へ・祖母へ)
【第18次応募作品】
お母さんの認知症が進まないように
お父さんが見守ってあげてください
あの世で知らん顔されたら困るでしょ?
(島根のぽん太・島根県・51・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
母に聞く、俺は孝行息子だったかと
遺影に上げた白いカーネーション
ほのかに香り、かすかにゆれた。
(蒲原 久博・茨城県・71・男性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
不実を激しくとがめて去っていったあの人
でもあの時は、肺結核で入院していたんだ
あの人、どんな人生を送ったのかな?
(wild-cat・福岡県・81・男性・恋人へ)
【第18次応募作品】
おばあちゃんの香りのお線香みつけてん
凛とした香りのなか、手を合わせて誓うわ
たとえ勝たれへんでも負けへんからな
(なかまちひとみ・奈良県・37・女性・祖父へ・祖母へ)
【第18次応募作品】
病気のため退職した 自由な生活を想像して
毎日の病院通い 自由な生活は無残に崩れた
車椅子介助に感謝 考えればいつも一緒だ
(陳五郎・愛知県・64・男性・夫へ・妻へ)
【第18次応募作品】
母さん、ただいま。今朝、成田に着いた。
初盆だね。お盆の間、一緒にいられるよ。
線香の匂い、いつのまにか好きになったよ。
(麦わら帽子・群馬県・61・男性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
香りは世を繋ぐようにより近くに思います。
あなたは私を見てどう思うのでしょうか。
私はあなたの笑みを思い出しています。
(のんママ・東京都・35・女性・祖父へ・祖母へ)
【第18次応募作品】
父さん、あの子たちも中学生になったよ。
反抗期で大変だけど、父さん残した写真には
優しい顔のあの子たち、ずっと見守ってね。
(けいけいこ・東京都・45・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
ふるさとへ向かう足遠のき、墓参しがたく
遺影に伽羅焚き、「ありがとう」とつぶやく
コーヒーを飲む不肖の娘は、父の行年となる
(モモンガ・福島県・66・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
君が逝ってもう15年か、早いなあ
でも、街角のあちこちに立っている彫刻が
いつでも見守っているような気がするよ。
(ほしのまたたき・大阪府・76・男性・兄弟姉妹へ)
【第18次応募作品】
僕の車の助手席に乗るって言い張る祖母
僕は教習所、祖母は病院で頑張ったよね
初運転で助手席に乗れたね 骨になったけど
(EIJI・大阪府・42・男性・祖父へ・祖母へ)
【第18次応募作品】
貴方の声、笑い顔、手足の形忘れた。ゴメン
それでも貴方の妻。お陰様で静かに暮らして
います。そろそろ33年になりますね。
(かかし・神奈川県・80・女性・夫へ・妻へ)
【第18次応募作品】
いつも見守っていてくれて、ありがとう。
晴れの日は笑ったり、雨の日は泣いたり、
会えなくても心では繋がっているのかな?
(ぶんぞう・埼玉県・40・男性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
この世に生きる時間を与えてくれた、あなた
この世で生きる意味を教えてくれた、あなた
あなたに、いま、ありがとうの心を贈ります
(はりねずみ・福岡県・63・男性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
お母さんが天国に行ってからあなたの事を
随筆や小説に書き、俳句などに詠みましたが
まだ語りつくせない事が沢山ありすぎます
(赤子沢・岩手県・48・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
ご無沙汰続きの兄が突然、肩をたたき現れた
ミラクルなことがおこるとほんま嬉しくて
匂ってるおばあちゃんの線香の香りは、好き
(はなちゃん・大阪府・64・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
おぉーい!の声でふりかえると笑顔が見えて
階段の手すりが揺れで落ち放心状態になった
こわいわーとお線香をあげると救われた
(はなちゃん・大阪府・64・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
「おじいちゃんにご飯持っていって」
4歳の孫がよそった炊きたてご飯に顔を寄せ
「うーん、美味しい匂い」とチーンと鳴らす
(かたぬー!・東京都・63・女性・祖父へ・祖母へ)
【第18次応募作品】
私の子供たちは じいちゃんを知らない
でも 周りにいた沢山の人達が教えてくれる
今ではすっかりじいちゃんに詳しくなったよ
(まちゃなママ・愛知県・46・女性・父へ・母へ)
【第18次応募作品】
貴方のいなくなった世界で貴方を見つけた
それなのに貴方のせいで
今この一瞬がきらめくようになってしまった
(マナツノソラフ・神奈川県・19・女性・画面の向こうのあなたへ)