【第18次応募作品】
よそ行きのスカーフは薄紫の野菊色。貴方がそれを巻くといっしょにお出かけ。おばあちゃん、私の薄紫は貴方の命の色。
〈皐月・神奈川県・62才・女性〉からの投稿
薄紫のスカーフを巻いた祖母との外出は、子供の私には心躍ることでした。たとえ病院へいく為であっても。胃がん治療と知ったのは、祖母が亡くなってからです。子供心に、はしゃぎ過ぎてたことを後悔しました。\r\n
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