やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[父へ・母へ]の想い 女性 50歳代

【第13次応募作品】

予定ない
言って十日で
力尽き

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈okyonchan・東京都・51才・女性〉からの投稿

何回も入退院を繰り返していた父ですが、亡くなる何日か前には会いたいと言っていた友人に逢い、私と去年の3月5日にお茶をしに行き、写真をスマホで撮ったら「何で?」と聞かれたので、「いつまでこうして一緒に歩けるかな」と言ったら、「大丈夫だよ。まだ予定はないから」と言われたので安心していたのです。でもその2日後の3月7日の朝、「ろれつが回らない」と言うので急いで病院に行き入院。その8日後には人工呼吸をつけることになり、入院して10日目の3月17日に亡くなってしまいました。私は父の意識が無くなった日にはあいにく仕事で、母からの電話やメールで父の容態を聞くにつけ、すぐに病院に駆け付けられない我が身を呪いました。日ごろ、父とは衝突してばかりいたのに、最後の最後に父と向き合えなかったことが今でも一番最大の心残りです。どうか、父には今まで苦労した分、今は静かに過ごしてもらいたいと思っています。

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