やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[父へ・母へ]の想い 男性 30歳代

【第17次応募作品】

あの地震を知らない母さんは妹たちをおいて
位牌と忘れ形見の犬を抱え家から飛び出た
僕の事きっとそっちで怒っているでしょう。

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈T.黒胡椒・茨城県・37才・男性〉からの投稿

僕は長兄。小さな頃から妹たちを守らなきゃならないと口を酸っぱく言われていました。東日本大震災の少し前に若くして亡くなった母の位牌と母のペットである犬を持って家から避難したあの時にもし母が生きていたらなぜ母のことより妹を守らないのかと怒っているだろうと未だに仏壇の前で手を合わせると思ってしまいます。ただあの時とっさに思ったのは「お母さんを避難させなきゃ」でした。位牌になった母は動けないし、ペットの犬も老犬で動くのも大変そうだったので。母を家の中で埋もれさせてはいけないいけないととっさに思いました。が、母は生きていたらきっと怒ったとおもいます。妹たちを守りなさいと怒ったと思います。

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