やさしい時間~こころの携帯電話ひろば~

<三行詩> 作品紹介

大切な人との絆を紡ぐ、三行のこころの詩。
これまでに寄せられた作品をご紹介しています。

こころの携帯電話 <三行詩> 作品紹介


[友へ]の想い 女性 40歳代

【第11次応募作品】

桜の季節が近付くと思い出す、あなたの言葉
「好きな事してね。時間は思うより短いよ」
やっと一歩を踏み出します、見ていて下さい

写真はイメージです※写真はイメージです。
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〈針と糸・京都府・46才・女性〉からの投稿

小学校からの同級生だった友人が12年前、がんで逝った。都会を離れ、農の暮らしを始めて1年も経たないうちに病気が発覚、わずか8カ月の闘病生活だった。がんを治して早く田圃や畑に戻りたいと願っていた彼女を、死の一週間前に見舞ったときのこと。病室の外は山桜が咲き始めていた。やせ細った体で声もかぼそく、それでも目をはっきり見開いて伝えてくれた言葉は、夢が遠ざかるたびに、胸に大きな宿題として残っていった。彼女が逝ったあとに生まれた娘の子育てにシングルマザーとして奮闘する日々を経て、この春「好きな事」を仕事にする決意をした。お線香を立て、彼女に伝えたい。

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